トリプルサージェンスノットのやり方|初心者が覚えるべき最も簡単な結び方

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釣り初心者がまずつまずくのが「PEラインとリーダーの結び方」。強度が出ない、すっぽ抜ける、そもそも覚えられない……そんな悩みを一発で解決してくれるのが、トリプルサージェンスノットです。この記事では、「簡単・早い・強い」と三拍子揃った結び方を、図なしでもわかりやすく解説します。

トリプルサージェンスノットとは?

トリプルサージェンスノット(Triple Surgeon’s Knot)は、主にPEラインとリーダーを結束するためのノットです。

釣り場で素早く結べるうえ、十分な強度を持つため、初心者に非常におすすめです

  • ガイドの糸抜けが非常によい
  • 簡単で素早くできるのでフィールドでの実用性が高い
  • 結び方のコツを掴めば誰でも安定して結べる

トリプルサージェンスノットの結び方

    1. ラインを重ねて輪を作る:
      PEラインとリーダーを約10〜15cm重ねて、2本をまとめて輪っかを作ります

    1. ラインの束を輪に3回通す:
      できた輪っかに、ラインの束ごと(PEとリーダーの両方)を3回くぐらせます。※この「3回」が“トリプル”の意味です。必要な労力としては片結び3回というイメージです。

    1. 軽く締めてから、しっかり締め込む:
      輪の根元を指で押さえながら、ゆっくり引っ張って形を整えます。

      ※締める前に唾や水で濡らすと滑りが良くなり、摩擦熱によるラインの劣化を防げます。
    2. 余分なラインをカット:
      結び目のすぐ先で、PEラインとリーダーの余った部分を2〜3mm残してカットします。人差し指と中指の爪の先をストッパーにしてライターの外炎で軽く炙ってもよいです。


説明で使った紐は紙袋についていたものを使っていますが実際はこのようになります。

トリプルサージェンスノットが初心者におすすめな理由

  • とにかく簡単: 構造がシンプルで覚えやすく、誰でも再現しやすい。
  • 結び目が小さく、ガイド抜けがスムーズ: ライトゲームやチニング、バスフィッシングまでさまざまな釣りに最適。ブラックバスなら50cmの以上の個体も問題なく釣れますし、シーバスなら80cmのランカーサイズでも問題ないです。FGノットには劣る強度ですが、コブダイやマグロ、ヒラマサなどの引きがものすごく強い対象魚以外であればこの結びで充分です。
  • 現場での結束スピードが早い: 風がある日でも短時間で結べて便利。

他のノットとの比較

ノット名 強度 難易度 結束スピード 特徴
FGノット ★★★★★ 難しい 強度最強。覚えるのがやや難しい。時間がかかる。
SCノット ★★★★☆ やや簡単 強度と簡易性のバランスが良い。慣れてないとすっぽ抜けやすい。
トリプルサージェンスノット ★★★☆☆ 超簡単 初心者に最適。数十秒で結べる。

まずはトリプルサージェンスノットで“釣れる経験”をしてから、FGノットを覚えるのが王道です。

トリプルサージェンスノットの注意点

  • 極端な太さの差があるライン同士では強度が落ちやすい
  • 大物や潮流の強いポイントでは、FGノットなどとの使い分けが必要

まとめ:最初の1本として覚えるべきノット

トリプルサージェンスノットは、以下のような特徴から初心者にとって非常に扱いやすいノットです。

  • PEラインとリーダーの結び方としてシンプル
  • 糸と糸の結び方としても汎用性がある
  • リーダーの結び方に悩む初心者にとって“これだけでOK”なレベル

まずはこのノットから始めて、釣りの基本をひとつずつ覚えていきましょう。

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